第6号 2006年10月30日
★食欲の秋その1〜新米のおにぎり







 

 先日、稲刈りが終わりました。うちでは、我が家では長年、米作りをしてきましたが、今年は、九州のムラ市場で知り合った「肥後大地の会」の矢野さんにいろいろと教えていただき、土作りから再度見直し、生産にあたりました。

 矢野さんから指導いただいた製法は「への字農法」と呼ばれる方法で、使用する農薬を極限まで減らし、微生物やバクテリアの力を最大限に生かし土を元気にするような生産方法です。農産物を作るということは、結果がストレートに収穫量や味などにでるので、厳しい半面、非常にやりがいがある仕事です。

 収穫後、少しずつ皆さんにおすそ分けしましたが、粘りが多くまた冷めてもおいしくたべられると非常に好評でした。自宅でも米自体の味がよく分かるようにシンプルなおにぎりを作って食べてみましたが、おいしくて思わず食べ過ぎてしまいました。

 写真でもつやつやしているのが見えますでしょうか。

 もう少ししたら父の店・黒川温泉の自然薯料理やまたけで
この新米をお出しできると思います。お楽しみに。

 
★「わくわく モーモースクール」開催!!












 

 10月6日と7日の両日、佐賀で開催された地域交流牧場全国連絡会・消費者交流部会の活動に参加してきました。

「山吹色のジャージー牛乳」の製造でお世話になっているヨコオ牧場の横尾社長や「山吹アイス」を作っていただいているミルクファームフルショウの古庄さんの紹介で、今年から参加しました。

 地域交流牧場全国連絡会では「酪農教育ファーム活動」を進めています。これは、子供らが酪農体験を通して「食」と「いのち」を学ぶことを支援することを目的に、牧場や農場を教育の場として解放したり、「わくわくモーモースクール」と名づけて地域や学校と連携しながら「出前授業」を行ったりしています。

 子どもたちは、実際にブラッシングをして乳牛の体にさわったり、搾乳を体験したりすることで生きている動物の暖かさ「ぬくもり」を感じます。また、聴診器で心臓の鼓動を聞いたり、時には鶏などを調理する光景を見せることで、命のサイクル、自分たちが他のものから命をいただきながら生きていることを感じます。「命の教育」「心の教育」、また近年は「食育」という言葉がよく使われますが、それを形にしたものです。

 この日は、1日目に帯広畜産大学の先生からお話をいただきました。有機認証の話など、今自分が取り組んでいることでしたので、非常にためになりました。2日目は実際に朝から「わくわくモーモースクール」を佐賀県神崎市の中央公民館で開催、小学生140名が参加しました。

 最初の「らくのうはかせになろう」のコーナーでは酪農家の方々が自ら、日々の仕事や道具、飼料、牛の体のしくみや牛乳のできるまでなどについての説明をしました。

  引き続き「牛さんとふれあおう」のコーナーでは実際に連れて行った牛を使い、搾乳やブラッシングの体験とクイズを出しながら学習しました。

  その後もバター作りなどで楽しみ、あっという間の時間でした。 参加して感じたのは子供たちが作業をしている間、生き生きしていること。もう一つは自分が毎日やっていて当たり前と思っているようなことに素直に感動していること。このような活動を早くから、地道に取り組んでいる横尾さんや古庄さんには改めて頭が下がりました。

  今後は、このような活動にも積極的に取り組んでいきたいと思います。自分にもできることがあるかもしれないと思い、新たな目標ができました。
 
★食欲の秋その2〜プリンとシュークリーム。






 

 「山吹色のジャージー牛乳」は非常に濃厚で、ほのかに甘い牛乳です。

  その牛乳を使い、地元のケーキ屋「ベル」さんにお願いしてプリンとシュークリームを作っていただきました。出来上がったプリンは手作り風で、市販のものに比べて牛乳の味が強く素朴な味わい。

  またシュークリームは、想像通り濃厚な味わいですが、市販のカスタードのべっとりした感じはなく思いのほかふわっとした食感に仕上がりました。

 濃厚な味わいは非常に好評です。子供たちも喜んで食べていましたが、容器が小さく少し食べたりなかったようです。今後も試作を重ねていきたいと考えています。プリンといえば、バケツ一杯に入った「バケツプリン」が人気ですね。機会があれば、一度食べてみたいと思います。

追伸:10月末の「九州のムラ市場」でのイベントの際には皆さんにもおすそ分けして食べてもらおうかと考えています。


★バックナンバー★
--------------------------------------
2006年9月20日号
2006年8月20日号
2006年7月11日号
2006年6月15日号
2006年05月10日号

--------------------------------------

ホームへ戻る